前回は、会話でもメールでも、最後の言葉で印象が決まる、というお話をしました。
だから、途中で批判とか文句を言っても、最後に明るいこと、ポジティブなことをいうだけで、がらりと印象が変わります。
さて、今回はもう一つの会話のテクニックについて。これも簡単なテクニックです。
だいぶ前ですが、営業の仕事をしたことがあって、その時に教わったことです。
営業はわずかな期間だけでしたが、その始めの方に教わったことなので、もしかしたら、営業マンにとっては、「イロハのイ」かもしれません。
ですが、世間を見回してみると、このテクニックを使っている人はとても少ないように思います。
とても有用なテクニックで、使いこなせば人間関係も良好になるはずです。
意見が対立したり、自分の考えとは違うとき、相手の話が終わるとすぐに
「いえいえ、そうじゃないんです」
とか、
「いや、それは違うと思います」
とかって、言う人、いますよね。
これ、言われた方は、自分を否定されたとか拒絶されたと思ってしまうんです。
それこそ「絆」を断ち切っちゃうんですね。
これが最初は小さな亀裂でも、知らぬまにそれが育って、大きな亀裂になってしまうことさえあります。
たとえ、まったく考えが異なっていても、
「ええ、そうですね」
と、まず受け応え、そして、
「ただ、○○のような考え方もありますよね」
と自分の意見を言う。
これだけで、その後の話がすごくスムーズに行くようになります。
これが、営業で教わった「Yes,But法」。
簡単でしょ? 使っていくうちにクセになってしまえばしめたもんです。
これで、スムーズに自分の言いたいことを伝えられます。(←ここ重要!)
このYes,But法、とても有効ですので、ぜひお試しください。
今回はここまで。
次回は「怒りとのつきあい方」について。
このやっかいな感情とのつきあい方についてお話しします。
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■ 編集後記
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