前回は、ミラーニューロンについてお話ししました。
ミラーニューロンは、確かに新しい技術を覚える時などはとても有用なのですが、ただそれには別のネガティブな面があるという話でした。
https://www.mokutanya.com/1ucs
今回は「ブレる」ということについて。
いきなりですが、「朝令暮改」と聞いて、どんな印象をもちますか。
これは「朝に出した命令を夕方にはもう改める」という意味ですが、言ったことをすぐに変えるのは感心しない、と考える方が多いのではないでしょうか。
そう、多くの人はこういうのを「ブレる」といって批判します。
私たちは、親から先生から、あるいは上司から「ちゃんとしなさい」とか「ちゃんとやれ」とか何度も言われてきました。
一度もこんなこと言われたことない、という人はいないと思います。
そのせいか、日本人の多くが完璧主義のようです。
この完璧主義には良い点もなくはないですが、悪い点の方が多いように感じます。
その問題点を列記してみます。
1.視野が狭くなる
「~でなければならない」という考えにこだわり、他人の意見を聞き入れにくくなる。
2.失敗が許せない
これは自分に対してだけならまだしも、他人に対してもそうなる傾向があります。
そうなると、信頼は築けないですよね。
3.行動できなくなる
完璧に準備ができるまで、行動できない。結局、タイミングを逃すことがある。
4.チャレンジできない
失敗を恐れて、チャレンジしない、できない。
確かに時代が安定していた頃(もう20年以上前だと思う)なら、そんなリスクを取らなくて済んだかもしれません。
しかし、この不安定な時代、むしろチャレンジしない方がリスクだと思うんです。
そうしないと、ワーキングプアとかに簡単に落ちてしまうではないか、と。
では、完璧主義から抜け出すには、どうしたらよいか。
以前、私もそのような傾向があったのですが、それをあるワークをすることで、大分軽減できたようです。
そのワークでは、まず自分のルールを書き出します。
ルールというのは、「~でなければならない」とは「~してはならない」と思っていることです。
・一番でなければならない
・人に優しくしなければならない
とか
・弱音を吐いてはならない
・ウソをついてはならない
とか。
だれしも、けっこうたくさんあるはずです。
これらは、私たちが子どもの頃に、植え付けられてしまったルールなんです。
そしてそのリストアップされたルールの中で、止めた方がいいものと残した方がいいものを分けます。
さらに、その残ったルールを書き換えます。
たとえば、「ウソをついてはならない」というルールが残ったとすれば、それを
・ウソをついてはならない、だけど時々ウソも方便だよ
という風に、エクスキューズのついた柔らかいルールに変え、声に出して読んでみます。
このワークで新しいルールを作ると、ケンカやイライラが減り、自分のブレーキをはずすこともできるようになります。
なぜなら、今まで持っていたルールというのは、それで自分も他人もジャッジしていたから。
他人のジャッジを止め、いや~そんなことできないよ、という自分の思い込み(ブレーキ)をはずす。
それができたら、いろんなことにチャレンジしている自分に出会えるはずです。
今回はここまで。
次回は、「集中」について。
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■ 編集後記
朝は、果物・豆乳ヨーグルト・お味噌汁。
これで昼と夜は好きなものを好きなだけ食べてます。
ダイエットの必要もなく、体調もとてもいいです。
https://www.ndana.com/url/file/ky.html
という本を読みましたが、ミトコンドリア的にもオッケーなようです。
豆乳ヨーグルトも何度も作り続けられるので、
https://www.ndana.com/url/file/toyo.html
コストも高くありません。
牛乳や乳製品はやめて、豆乳にしたんですが、味にもだいぶ慣れてきました。