前回は、「反証」についてお話ししました。
チェスや投資などに強い人は「反証する力がある」という話でした。
これはつまり、「この考えじゃダメかもしれない」と自分の考えを否定する能力が高い、ということです。
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確かにこの反証する能力は、ゲームに勝つためには必要な能力だと思います。
では、ビジネスではどうでしょう。
もし、ビジネスで「いや、そのやり方じゃうまく行かないんじゃないか」と否定されて、何もしなかったらどうなるでしょうか。
その会社に、将来はないですよね。
そんなときは、「小さくテストする」というのが最良の解だと思います。
これはたとえば、広告をいきなり大々的にやるんではなく、地域を限定して配布するとか、一つの媒体(雑誌など)だけに絞ってやってみる、とかいうことです。
ビジネスでは、結果がどうなるか、やってみないとわからないことがほとんどです。
やってみて、そこから得られる知見でブラッシュアップしていく、これこそビジネスでの唯一の選択肢だと思うんです。
知行合一(ちこうごういつ)とか言いますよね。
これは、「実践しなければ本当に知ることにはならない」ということです。
ですから、自分でも50代になって、つくづく思うんです。
「実践以上に学べることはない」、と。
「小さくテストする」、そこで得られた知見をフィードバックして、さらテストを繰り返していく。
ビジネスとはつまり、「テストの連続」であると言えるのではないでしょうか。
今回はここまで。
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■ 編集後記
宮崎県に行ってみました。
すごいですね、「鵜戸神宮」って。
一度は見ておきたい神社だと思います。
ただ、私は鵜戸神宮へ行って、筋肉痛になりました(笑)。
そこにはお稲荷さんもあるんですが、そのすぐ右に、○○陵(忘れた)というのがあって、せっかくだから見てみようと思ったんです。
ところが、そこ登っても登ってもなかなか着きません。
途中で何度か止めようかと思いましたが、もうすぐ着くかも、と思い最後まで登りました。
そこに何があったか、というとそれは・・・秘密です(笑)。
行ってみたい方、トレッキングシューズでどうぞ。