前回は、「選ぶということ」についてお話ししました。
「選んだものを受け取る」というのは、かなり奥が深くて、うまく話すのがなかなか難しいです。
さて、今回は「行動するということ」について。
どこのサイトだったか忘れましたが、こんな言葉を見つけました。
始めようと思う人、10000人
始める人、100人
続ける人、1人
どうです、思わず苦笑してしまいませんか。
数字はもちろん正確ではないでしょうが、なんとなくうなずける話ですよね。
そう、それだけ始める人は少ないんです。
このメルマガでも
https://www.mokutanya.com/mindmap
で、マインドマップの本をすすめたことがあるんですが、はたしてこれで始めた方はどれだけいるでしょうか。
だから、いわゆる「成功者」とかになりたいんでしたら話は簡単です。
行動することさえできれば、それだけで100人のうちの一人になれちゃうわけですから。
身も蓋もない言い方をすれば、
やったモン勝ち
では、なぜ多くの人が行動に移せないか。
この原因は、変化を嫌うからとか、脳は余計なことを考えたくないからとか、いろいろ言われますが、どうもそうじゃなさそうです。
原因は、「感情が動かされないから」ではないでしょうか。
つまり、「頭で理解した」だけでは行動にはなかなか移せないのです。
だから、たとえば「好きな人の前で、太っているためにすごく恥ずかしい思いをした」という人は、ダイエットに成功する確率は高いでしょう。
あるいは、こういう例もあります。
ある豆腐屋さんですが、あるときいつものようにスーパーに納入していると、そこの従業員にこう怒鳴られたそうです。
「どけっ、豆腐屋っ」
と。
それが悔しくて、今ではスーパーなどに卸すのではなく、自分の店舗を各地に作って販売し、ビジネスを伸ばしていると。
どちらの例も、恥ずかしさとか悔しさといったネガティブな感情ですが、ネガティブな方が強い感情なので行動に移れたということでしょう。
では、もしあなたが、
「ものすごくいい話を聞いた。早速行動に移そう」
と思ったら、どうすればいいでしょうか。
それは、おそらく
・もし、それが実現したらどうなるか
・それが実現せず、今のままだとどうなるか
をできるだけリアルにイメージし、それで感情が動かされるか、見てみることではないでしょうか。
そこで特に感情が動くこともなければ、残念ながらそれは真に望んでいることではないのかもしれません。
逆に感情を動かされたら、それは本心から望んでいること、あるいは天命と呼べるものなのかもしれません。
今回はここまで。
次回は「行動と感情」についてもう少し。