前回は、マズローの欲求段階説や7つの習慣の本などを紹介しながら、「理解」することのパワーについてお話ししました。
https://www.mokutanya.com/4pxp
これを習慣としてできるようになったら、悩みの2/3を解決できるかもという話でした。
今回は読書について。
読書というと、皇后陛下の「子供時代の読書の想い出」として講演されたことを思い出します。
その中に、
——————————
そして最後にもう一つ,本への感謝をこめてつけ加えます。
読書は,人生の全てが,決して単純でないことを教えてくれました。
私たちは,複雑さに耐えて生きていかなければならないということ。
人と人との関係においても。国と国との関係においても。
——————————
という一説があります。
なぁーーんて良いこと言うんだろ、この人(失礼!)。
と思い、それ以来リスペクトしています。
現実の社会は、白黒はっきりつけがたいことが多いので、自分の意のままになるなんてことは、まずありません。
意見を言えば、必ず反論や異論が出てきます。
そんなとき、気に入らないからと、コブシを上げてしまえば、争いに発展することもあります。
おそらく、ほとんどの戦争の発端は、こんなことではないでしょうか。
もちろん、戦争なんて大げさなことではなく、自分の身の回りでもそうです。
家族でも夫婦間でも、ついつい言い争いになることってありますよね。
こんなとき、思うんです。
何だよ、オレの言ってることが全然わかってねぇーじゃねえか
って(笑)。
でも、そんなときに、
1.売り言葉に買い言葉というふうに脊椎反射せず
2.「複雑さに耐える」ことを思い出し
3.前回お話ししたような「理解」しようとしたら
ずいぶん、心穏やかに話ができるのではないでしょうか。
けっして簡単ではありませんが、この「複雑さに耐える」と「理解」ということを、頭の片隅に入れておくだけでも、ずいぶん違うように思います。
うーん、何だか読書の話からちょっと遠ざかってしまいました。
読書については、皇后陛下の言葉があまりに素晴らしいので、他に書くことが思いつきませんでした。
もう一度、掲載します。
——————————
そして最後にもう一つ,本への感謝をこめてつけ加えます。
読書は,人生の全てが,決して単純でないことを教えてくれました。
私たちは,複雑さに耐えて生きていかなければならないということ。
人と人との関係においても。国と国との関係においても。
——————————
今回はここまで。
次回は「情報とのつきあい方」。
—————————————————-
■ 編集後記
仕事部屋にサブデスクが欲しいと思い、↓を注文。
https://www.ndana.com/url/file/desk.html
大きいし、それほど安っぽくないし。重宝してます。
けどなぁ、コピーにこう書いてる。
「敬意的な広さ」
どういう意味だよ。