今回は前回の続きでもあるんですが、山登りについて、最近思うことを書いてみます。
前回話したことですが、毎月の行動習慣では「月に一度はハイキングや森林浴に出かける」という話をしました。
これ、毎月とはいかなくても、少なくとも2~3ヶ月に1回くらいは山登りしたいな、と自分でも思ってます。
東京に住んでいた頃は、長野に数時間で行けたので、よく北アルプス方面には出かけてました。
今は遠くなってしまって、近所の低山に登る程度です。
ところで、なぜ山に登るのか、という問いに対して「そこに山があるから」という有名な答えがあります。
登山に興味のない方でも、聞いたことがあるかもしれません。
私自身も、そうとしか答えられない、と以前は思っていたんですが、最近は別の考えも持っています。
あなたは、なぜ山に登るのか、と聞かれたらなんと答えますか。
10秒でいいので、考えてみてください。
最近思うんです、なんで山に登るのか。
それはもしかしたら
「祓(はら)うため」
ではないかって。
どういうことか。
私たちは、普段生活しているといろいろな感情や思いが鬱滞(うったい)してきます。
怒り・嫉妬・悲観・諦め・絶望・・・といったネガティブな感情、うまくいかないもどかしさ・苦悩・仕事や将来の不安などの様々な思い、うまくいってない人間関係・健康や美容での悩み、などなど。
あなたにも、一つは思い当たるものがあるのではないでしょうか。
普段の生活する中で、どうしてもこうしたネガティブな感情や悩みが日々積み重なって、心が重くなってきます。
これが、山に登るとすーっと軽くなる。
どうでもいいやーって感じになってくるんですね。
これは、山に登ると自分を「客観視」できるからだと思うんです。
普段から、自分の感情や悩みを客観的に見ることができればいいんですが、これ、「言うは易く」で、実際にはなかなかに難しい。
それが山に登るだけでできてしまうんですから、「心の健康」という面でどれだけ素晴らしいことか。
そう思うんです。
なので、山に登ることをおすすめしたいと思います。
ただし、単独行は危険です。
どこの地域にも山好きはいるものです。
多くの地域に、山好きのコミュニティもあると思います。
そこに入るのが、いいと思います。
2点ほど補足を。
1.ある程度の高さが必要
山ならどこでもというわけではなさそうです。
私自身の感覚では、近所の低山だとあんまり祓われた感がありません。
どれくらいの高さかはわかりませんが、ある程度の高さが必要なようです。
昔から信仰の対象である山だと間違いないと思います。
(昔の人は「祓う」ということをよく知っていたのかもしれませんね)
2.ロープウェイだと効果は薄くなる
時間をかけて、汗をかいて、自分の足で登る。
そうしないと効果は薄いように思います。
自然の中を長い時間歩く、もしかしたらそこにも「祓う」という効果があるのかもしれません。
(巡礼の道なんて、まさにそれですね)
今回はこのへんで。
次回は、こちら↓の本から、紹介しておきたいお話をいくつか。
入院している方に、ぜひ読んで欲しい内容です。