多くの方は、見えているものは皆同じだと、思っているのではないでしょうか。

しかし、同じものを見ているつもりでも、まったく見えているものは違います。

有名な歌にこんな歌詞があります。

—————————
あのとき同じ花を見て、美しいと言った二人の

心と心は~
——————————

でも同じ花を見ても、一人は花びらだけを見ているかもしれませんし、もう一人は、花のある風景全体を見て、「美しい」といっているのかもしれません。


私たちの目の網膜は、確かに画像情報としては同じもの受け取っています。
(特に障害がなければ)

しかし、「見えている」というのは、その画像情報を処理した結果です。

脳はすべての情報を処理したりはしません。

人によって、どういう情報を処理するかはまったく異なります。

その結果、「見えている」ものはまったく違うということになります。

この前提を頭に入れておけば、「何であの人は私の話がわからないんだろ」というストレスはずいぶん減るかもしれません。


人によって見えるものは違う、と言いましたが、同じ人でも意識によって見えるものは変わってきます。

その話はまた次回。